オーブリオンとピションバロンを飲む

  • Chateau Haut-Brion 1997 (シャトー・オー・ブリオン 1997年) ¥19,800-: いわずとしれたシャトーオーブリオン。いや、これはすばらしいの一言につきる。セカンドワインのバアンと傾向は似ているけど、質が違う。これを飲むと、オーブリオンとはこういう味なのか、というのがはっきりとわかる。セカンドよりヴァニラの香りが強く、まろやか。味も、エグ味や酸味がなく、まろやか。極上のワインだ。これを飲んでわかったのは、バアンは、かなりばらつきがある、ということですね。いいバアンはかなりファーストに近い。けど、悪いバアンにあたるとかなりファーストから遠い味わいになってしまう、ということでしょう。NP 97点。
  • Chateau Bahans Haut-Brion 2001 (シャトー・バアン・オー・ブリオン 2001年) ¥5,250-: オーブリオンのセカンドワイン。ファーストの後に飲んだのが悪かったのか、その場にいた人みな不味い、とのこと。僕も不味い、と思ったけど、飲みなれてくると、ああ、これだよこれ、って味になってきてバアンの味を思い出しました。結構いいバアンでした。今まで飲んできたバアンと比較しても。でも、ファーストとセカンドではこんなに違うんだねぇ。NP 88点。
  • Chateau Pichon-Longueville Baron 1989 (シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン 1989年) ハーフボトル ¥12,500-: オーブリオンの後に飲んだのがよくなかった。美味しいけど、やっぱり、オーブリオンのほうが美味しい!というのが正直な感想でしょうか。いや、もったいない。こんなグレートビンテージのピションバロンに対して、「結構なお味でした」程度の感想しかもてなかったとは。これがオーメドック1級と2級の差なのか。ビンテージの差でもこれは埋められないのだなぁ。NP 94点。

今日はうちで鴨鍋パーティーを開く。鴨にあわせてグレートワインを大放出。感想は上の通りですが、やっぱりオーブリオンはすばらしいですね。マルゴー、ムートン、オーブリオンと飲んだので、あとは、ラトゥールとラフィットだな。