コンフュロンのシャンボールミュジニー村ワインを飲む

  コンフュロンのシャンボールミュジニー村ワイン
ドメーヌ Domaine J. J. Confuron (ドメーヌ コンフュロン)
名前 Chambolle Musigny
2001年
価格 レストランで15,800円
感想 本日は七夕ですが、結婚 (入籍) しました。今日は入籍記念ということで帝国ホテルのレ・セゾンで食事。ここはすごい!ワインもすごかったけど、料理もすごかったのでした。うーん。卒倒しそう。入籍の日にこんないい食事ができて余は満足じゃ。フランス料理はだいたいどこで食べてもそんなにおいしく感じなくなってしまっていたけど、ここは驚愕のうまさでした。名前だけのレストランとたかをくくっていたので、まさかこんなにおいしい食事がでてくるとは思わなかった。これで、料理が13000円程度なんて、信じられない。入籍ということで、サービスにお菓子もいろいろつけてくれたりして。感激です。前菜から驚愕だったけど、メインも驚愕で。おいしいと思えるレストランでも、だいたい前菜はおいしいけど、おいしいメインはなかなかでてこないんですよねぇ。いやはや、ソースが違うんですね。これは。いや、技法もかなり違うのか。フォアグラのムースなんて、信じられない旨さ。茸もフランスから輸入したものだそうで、香りがぷんぷん。最後のお菓子も、こんなおいしいお菓子は初めてで、これだけのためにここにきてもいい、というか、ここよりおいしいお菓子は東京にはないぞ、きっと。もうおいしいと思えるフランス料理はないんだろうなぁ、とこぼしていた前いた研究室の後輩に教えてあげたい。さて、料理はそんなところで。しかし、すごかったのは料理だけではなくて、ワイン。やはり、ここはソムリエまかせ、ということで、あと、魚がメインということで、白のほうがいいのかもしれないけど、赤のほうが好きなので軽いブルゴーニュで、ということでおかませすると、コンフュロンのシャンボールミュジニーをおすすめしてきました。最初、この値段ならミュジニーなのかとおもったけど、そうでもなくて、なんと、ただの村ワインではないですか!と思って、うーん、と思ったのだけど、まぁ、そこまで薦めるなら、と思ってそれにしてみました。これが大当たり。村ワインとはとても信じられない旨さ。僕のワイン観を根底から覆しそうになる旨さです。くらくら。まず、香りがすごい。イチゴっぽい香りがベースにあるのですが、花の香りがする、それもなんの花かいうことが難しいほど複雑な甘い香りで、10ぐらいの花を寄せ集めたような、すばらしい香りです。不自然さはもちろんなく、口に注ぐと、香りが鼻の中でひろがって、花畑の別世界に飛んでいくようです。味は複雑な軽さ、とはいっても、シャンボールミュジニーでは深いほうなのかもしれないけど、魚とあう、かといって、味気のないような軽さではなくて、複雑な旨みでした。いや、こんないいワインに出会えるとは。今日は最良の日だ。
NP 96点