モーカイユ’90を飲む
シャトー・モーカイユ1990 | |
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シャトー | Chateau Maucaillou (シャトー・モーカイユ) |
年 | 1990 |
値段 | レストランで15500円ぐらい |
村 | Moulis (ムーリス村) |
クラス | ブルジョワ級 |
感想 | またまたシノワにいってきました。前回非常によかったので、今回もソムリエに選別をおまかせしたところ、シャトーモーカイユというワインをすすめられました。しかし、前回ほどのコストパフォーマンスはなかったなぁ、というのが正直なところかなぁ。市場価格なら、6000円ぐらい、と評価する。そこでwebで調べてみる。すると、なんとこのシャトーブルジョワ級だったのか!ということがわかった。ブルジョワ級で、15000円もするなんて、いったいどういうことだぁ。さらにwebで調べると、若いやつだと、2000円台で買えちゃうみたいで。1986あたりで、8000円ぐらいらしいけど。うーむ。こりゃたしかにそんなもんだろうな(笑)。香りはベリー系の香り、ちょっと硫黄の香り(つれは温泉卵の香りといっていたけど)、鼻血の香り、香りを嗅ぐたびにさまざまな香りがして、この変容の様はマスカレードといったところか(笑)。味はまろやかで美味しい。でも、なんていうか、強さと複雑さがないんだよなぁ。90年という非常にいい年で、いい感じに成熟しているはずだけど、いつも若いワインばかり飲んでいるから成熟したワインの良さがわかっていないってことなんでしょうかね。たしかにいつも飲んでいるワインより、枯れているかんじがしたけど。いい香りがふっとでて、ふっと消えていく、美女をつかみそこねているような感じ(笑)。バアンオーブリオンのヒットのときより美味しくなくて、だめなときよりかは美味しい、といったところでしょうか。当然ながら、ピションバロン89のほうがはるかに美味い。 |
NP | 85点 |