マタイ受難曲＠藝大新奏楽堂byバッハカンタータクラブ

今日は東京藝大の新奏楽堂でバッハカンタータクラブによるマタイ受難曲を聴いてきました。1500円で、近くで、なんともお得な演奏会。しかし、ここが満席になったのは初めてみた。ヨハネのときは席がまだ空いていたのになぁ。で、演奏は、コーラスが微妙に物足りないという気もしたけど、いや、十分すばらしい出来でした。それにしても、ソリストがうまい、うますぎる。中でも、エヴァンジェリストの水越啓さんは、卒倒するような声の美しさとコントロール、表現力で、鼻血がでそうになりました。あと、前回のヨハネのときにも気になっていたけど、アルトに男が混じっている？と思っていたら、今回はソリストで登場（前もソリストだったっけかな？）。せっかくなのでストーリーを追いかけながらと思って、パンフに書かれていたセリフを読みながら聴いていたら、途中で変な声がしたので、みあげると、男がアルト歌っていてびっくり。一瞬何がおきたのかわからなかったけど、そっか、これがカウンターテナーってやつですかい。はじめて聴いた。いや、前回も聞いているはずだけど。はじめて認識した。アルトでもなければ、テナーでもない、不思議な声で、違和感はあるけど、なれると平気そう。それよりも、一般に女性のアルトは低域がでないのだけど、カウンターテナーの人がアルトをやると、でるでる。気持ちいいくらいでてます。ファルセットで声をだしているんだろうけど、しっかりコントロールされていて、すげー、感動。世界トップクラスのアルト、メゾソプラノの声がでている（生では聴いたことないけど^^;;）。でも顔はココリコ田中。上杉清仁さんって方みたいです。現代によみがえったカストラート。最後に、ソプラノは江田雅子さんの声が良かったですね。いやいや、さすが藝大の人たちは違います。なんともいい演奏会でした。

水越啓
http://www2.odn.ne.jp/~cdh42510/live/mizukoshi041204.html

上杉清仁
http://www.avanti.gr.jp/players/uesugi_sumihito.html
http://www.chamber-opera.jp/cgi-bin/artist.cgi?artid=155

江田雅子
特にHPみつからず…^^;;;